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整列巻きコイル


整列巻きコイルを製造するときは、線材(銅線など)を巻線するための冶具を使って下層から順に並べられます。一層目を並べ終えると、冶具の側板に当たり二層目へと積み上げられます。
一層目に対し、二層目は電線の直径を1ピッチとすると1/2ピッチずれて積み上げられます。1/2ピッチずれて積層された様子を示したのが、右図です。

規則正しく積層されているので、このような巻き方を整列巻きと呼んでいます。


整列巻き
 

直径の電線が、層巻線されたときのコイルの高さHは、次式で概算できます。

H = 0.866×(n-1)×a + a

係数0.866は簡単に求められるので、各自で求めてみてください。

 
整列巻き 図解
 

個人的な感想ですが、電線径(直径)が0.1mmを下回ると整列巻きをするのが難しくなってきます。その理由をいろいろと考えてみたのですが、電線が細く柔らかい事を端とする下記のような事があると思われます。

(1)冶具の表面状態の、ちょっとした凹凸や、摩擦抵抗のムラ
(2)空気中のホコリ
(3)線材自身の線径のバラツキ
(4)バックテンションのバラツキ


などなどが要因かなと思っているところです。

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