「コイルの設計」と言う作業を、簡単に説明すると、
この線材で、何回巻いて、こんな形にする
となります。別な言い方をすれば、「巻線仕様を計算する」となるでしょう。
・コイルとしたときの耐熱温度はどれぐらいか
・流す電流は、直流か交流か
・直流の場合、最大どれぐらいの電流を流すのか
・交流の場合、周波数はどれぐらいか、表皮効果を考慮するかどうか
・絶縁層がハンダの熱で溶けるかどうか
・融着線を使うか、ワニスを使うか
などがあり、主に熱に関係する点から線材が決められます。
何回巻くかの巻数は、コイルとして、
・抵抗値
・インダクタンス
・磁束密度
・外形
のどれを重要視するかで決まります。
形については、さまざまな用途があるので特に決まりは無いと思います。
一般的には、
・ソレノイドコイル
・トロイダル型コイル
・サドル型コイル
・ヘルムホルツコイル
・アルファ巻き
・矩形コイル(四角いコイル)
・扇形コイル
のような言い方で分類できるのではと思います。